動画制作に励むみなさま、こんにちは。
動画作りの4ステップ「動画作成の基本(1)企画を考えよう」はご覧いただけたでしょうか?
「企画を考えよう」では、被写体・テーマ・アプローチを決定し、見せたい順番に並べて台本を作るという話をしました。
初めに言っておくと、ひとりで短い動画を撮るときは、見せたい順番に画を並べるだけの台本でもOK。
たとえばYouTube動画。
被写体が動物や静物などに対してカメラを固定して、自分ひとりだけで出演するような動画ですね。
作品として伝えたいことや撮影のイメージは、全部自分の頭になんとなく浮かんでいますよね。
YouTubeの動画のように、監督も撮影も編集も全部自分でするのであれば、しっかりした台本は不要です。
でも、単純ではない映像作品を作る場合は、そうはいきません。
なぜなら大抵の場合、「動画づくりは多くの人と共同作業で進めていくから」です。
複雑なものであればあるほど、すべてをひとりで作業するのは、はっきり言ってキビシイ!
被写体が人間の場合や、撮影・監督・演出・音響・照明などさまざまなスタッフと共同作業が必要な場合、台本がなければ確認や意思疎通もできないし、目指すべきゴールもわかりません。
そう、つまり台本は「スタッフ間の設計図」とも呼べるわけです!(ドン)
だから台本は、作品にかかわる作業者すべての人が迷わないように、わかりやすく作る必要があります。
……とはいえ、台本を書く作業は初めての人ほどつまづきやすいもの。
できればテンプレートを使ってさっさと終わらせて、はやく撮影にでかけたいですよね。
今回は、台本を作る前に知っておきたい話の組み立て方、台本テンプレート、実際の台本の書き方から仕上げまでを詳しく解説します。
「筆が進まない……!」とお悩みのあなたも、いったんこの記事を読んでみてください。
きっと不思議と「やる気」がわき、「書ける気」がしてきますよ!
話の組み立て方
「動画作成の基本(3) 編集しよう!」では、フリ・ウケ・シメをご紹介いたしました。
今回はフリ・ウケ・シメの元となる、序破急という構成について詳しく見ていきましょう。
論理的な構成の基本は序破急
序破急は、能や歌舞伎作品にも転用されてきた伝統的な構成です。
もともとは雅楽の曲構成を指し、「序=ゆっくり太鼓だけ、破=お囃子が参加、急=スピーディな合奏」という展開でした。
映像業界や論文、プレゼンテーションなどでは、序破急のように作品全体を3つの要素で構成する方法が、論理的でわかりやすい話の組み立て方として使われています。
この記事では、さまざまな場面で役立つ序破急の仲間、「パラグラフ・ライティング」と「三幕構成」をご紹介します。
面白いけど難しい「起承転結」はいったん忘れよう
「あれ?序破急?起承転結じゃなくて?」
漢詩から生まれた文章構成法である「起承転結」も、小中高時代に「お手本にしましょう」と習った方も多いのではないでしょうか?
昔からよく耳にする起承転結ですが、実はコレ、非常に作るのが難しいのです。
起承転結の構成内訳はこちら。
- 起: 事実や出来事を述べる。
- 承: 『起』で述べたことに関することを述べる。解説したり、それによって起こる問題点を述べたり、感想、意見を述べたりする。
- 転: 『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す。
- 結: 全体を関連づけてしめくくる。
参考: 佐竹秀雄 『文章を書く技術』 ベレ出版〈日本語を知る・磨く〉、2006年2月25日、111頁より
これを踏まえて、起承転結の例としてよく知られるこちらの歌をご覧ください。
- 起: 大阪本町 糸屋の娘
- 承: 姉は十六 妹が十四
- 転: 諸国大名は 弓矢で殺す
- 結: 糸屋の娘は 目で殺す
「大阪の本町にある糸屋の娘は、年頃で一番かわいい盛り」というのが、起と承でわかりますね。
ところが、転の部分でまさに一転して「大名が弓矢で敵を殺す」という、まったく関係のない話が登場。
ここで読者は、一気に混乱の渦に巻き込まれてしまいます。
しかし、続く結で「かわいい糸屋の娘たちは視線で相手をオトす」というオチが示されると、困惑が納得と笑いに変わるという素晴らしい構成になっています。
このように、起承転結の「転」はひねりだすのが非常に難しく、また「結」で前半の起承と結びつけて大団円に持っていくのは至難の業と言えます。
起承転結は、ウィットに富みまくった構成方法なのです。
噺家さんくらいの切れ者じゃないと大やけどしそうですね。
また、エスプリが効きすぎているせいか「論理的ではない」と、論文やビジネス文では歓迎されていません。
では、どうして日本の多くの漫画家や漫画編集者、脚本家は、「起承転結が肝心」と言うのでしょうか?
実は、現代における漫画やストーリー作成における起承転結は、先に述べた定義から離れ、三幕構成へと様変わりしているのです。
「三幕構成」と同じ展開を「起承転結」だと思い込んで作成している、と言った方が正しいかもしれません。
まあつまり、なにが言いたいかと言うと、「私たちはまず三幕構成を勉強しましょう!」ということです。
バラエティやワイドショーなどはパラグラフ・ライティングを応用するのがおすすめ
パラグラフ・ライティングとは、序論・本論・結論の3つの構成から成り立つ文章スタイルです。
学生さんは「レポートや論文をパラグラフ・ライティングの構成で書きなさい」と指示されることもあるかもしれませんね。
たとえばこんな感じ。
どうもー!こんにちは!小杉です!
今日は僕の大好きなB’zの大きな疑問についてお話していきます。
が、その前に、みなさんB’zって当然ご存知ですよね?
念のために説明しておくと、B’zは、ボーカルの稲葉浩志さんとギタリストの松本孝弘さんの二人組のロックバンドです。
1980年代から2018年現在まで、数々のヒットを飛ばしてきた、まさに日本のロック界を牽引してきたレジェンドですね~。
さて、そんな偉大なB’zについての、本日のテーマがこちら!ドン!
「B’zはバンドなの?ユニットなの?」……でございます!
実はB’zのご本人たちは、インタビュー記事などで自分たちを「バンド」と言っているんですが、雑誌やWikipediaなどでは「ユニット」と書かれていることが多いんですよ。
Yahoo!知恵袋なんかでも「二人組だからバンドじゃない」なんて書いてあったりするんですよね。
ご本人たちが?バンドだって言ってるのに?「バンド」じゃないの?
一体どうなの~???
そこで!このギモンを解決しようとワタクシ調べてまいりました!
ジャジャ~ン!(フリップ出し)
- そもそもバンドってどういう意味?
- ユニットってどういう意味?
- B’zがユニットと呼ばれる原因
というわけで、今回はこちらの3つのテーマに沿ってお話していきたいと思います。
果たしてB’zはバンドだったのか、ユニットだったのか?要チェック!
……と、こんな感じになりました。
この話の組み立ては、実は以下のように成り立っています。
序論・本論・結論の書き方は、次のとおりです。ちょっと堅苦しいですが少し我慢してくださいね。
- 序論
- 前提
- 先行研究の紹介と反論
- 問い(テーマ:「なぜ」や「どうやって」などの疑問詞から始まる)
- 問いを解決するための手順を紹介
- 仮の結論
- 本論
手順(定義や意味を調査~他の事例と比較・検討~検討結果を踏まえた結論) - 結論
結論(序論で述べた結論を少し違う言い方にする)
この流れに沿って、先ほどのセリフを上の構成に照らし合わせたのがこちら。
-
(前提)…異論を差し挟む余地がない事実
B’zは、ボーカル・稲葉浩志とギター・松本孝弘の二人から成るロックバンド。
1980年代から2018年現在まで、日本のバンドミュージックシーンを牽引してきたミュージシャンである。 -
(先行研究の紹介と反論)…ほかの人の意見を紹介&不十分であることの指摘や反対意見
本人たちはインタビュー記事などで「B’zはバンド」だと語っているが、「ユニット」と称されることが多く、Wikipediaにも「ロックユニット」として記されている。
また、Yahoo!知恵袋でも「二人組だからバンドではない」という主張が見られる。
しかし、この二人組だからという理由は、バンドではないと定義づけるのに不十分である。なぜなら、ボーカルとギターで構成されるポルノグラフィティはバンドであるとWikipediaで紹介されているからである。 -
(問い)…この話のテーマ
では、一体B’zはバンドなのだろうか?ユニットなのだろうか? -
(問いを解決するための手順を紹介)…テーマをはっきりさせるための手段
この問いを明らかにするために、本論を以下のように示す。
第1章では、バンドという語の社会通念上の意味や定義について、他のバンドと比較して確認する。
第2章では、ユニットという語の社会通念上の意味や定義について、他のユニットと比較して確認する。
第3章では、B’zがユニットと言い換えられてしまう原因を考察する。 -
(仮の結論)…最後にわかったこと・主張
以上の手順を踏まえ、B’zがロックバンドであることを証明する。
ポイントは、先行研究の反論と結論から考えること。
「え?!なにそれ難しい!」と思いがちですが、大丈夫。
実は、たいていみなさんの考え方はこうなっています。
たとえばTwitterなんかで「B’zって二人組だからバンドじゃなくね?」という意見を見たとします。
「いやいや、ポルノグラフィティだって二人組だけどWikiにバンドって書いてあるじゃん。絶対B’zだってバンド!」と、反論と自分なりの結論を同時に思い浮かべていますよね。
なので、この自分の結論を成立させるために、問いを作っちゃえばいいわけです。
そして結論に根拠を付け足して説得力を持たせるために、いろんな手順を用いて証明していきますよ、という順番です。
フレームワークから台本に落とし込むときに変えたのは、「問いを先行研究の紹介より先に提示したこと」と「結論を述べなかったこと」のふたつです。
先行研究を述べてから問いを出すと、動画の場合は間延びして飽きてしまう原因に。
本日のテーマとして話の道しるべを、早いタイミングで出してやることで、話が冗長になることを防ぎます。
結論を先に述べなかったのは好みになりますが、最後まで引っ張った方がテレビのバラエティっぽい作りになります。
月曜から夜ふかしの「〇〇を調査してみた件」などは、このような構成ですね。
MCがすごくおもしろくて、最後まで視聴者をつかんで離さない人なら、結論を先に出しても良いかもしれませんね。
フジテレビのバラエティ番組「ホンマでっか!?TV」は、まさに先に結論を持ってきちゃうパターン。
さんまさんやタレントさん、学者さんたちがおもしろいからできるワザです。
こうした工夫は実際に台本に落とし込むときに試行錯誤すればよいわけですので、いったん割愛。
さてみなさん、話の構成について、だいたいのイメージはつかめたでしょうか?
OKでしたら、フレームに沿って構成を書いてみましょう。
ふせんやふせんアプリを使うと、順番を入れ替えられて便利ですよ。
本論が書けたら結論ですが、これはもうシンプルに自分の主張をバチっと書いてください。
序論で述べた自分の主張を少し違う言い方にするとカッコいいですね。
ストーリーものは三幕構成がおすすめ
演劇やドラマなどの脚本構成は、パラグラフ・ライティングとは異なり、「三幕構成」で書いていきます。
「三幕構成」は、ハリウッドやディズニー映画の基本構成として用いられている脚本構成です。
ここでは、長年その制作に携わりヒット作を生み出してきたシド・フィールドが書いた『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック』を要約しました。
Wikipediaにも詳しく載っていますが、他の解説者の話と混ざっていて読みにくいので、三幕構成をもっと詳細を知りたい方は、『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック』をご一読ください。
ちなみにこの本、書く人が諦めないように全編を通してエールを送ってくれていて、作者の人柄の良さが滲んでいます。
きちんと書き終えたい&よく理解したい人は、ぜひ1冊購入されることをおすすめします。
三幕構成は、上図(パラダイムと言います)のような「設定・対立・解決」の3幕で構成されています。
物語全体に対して、3幕の時間的比率は1:2:1です。(400字詰め原稿用紙1枚=1分と換算)
上のパラダイムに出てくる用語を解説します。
- 第1幕(設定)=物語の前提を説明する部分。オープニングシーン、主人公、設定、現在の状況、変化の兆候を示す。また、最後にプロットポイント1で大きな変化を描く。
- 第2幕(対立)=物語の本筋部分。主人公が何度か困難に直面する姿を描く。
- 第3幕(解決)=物語の結末を示す部分。本筋の結末のほか、主人公が生来抱えてきた課題も含めて解決すると、物語の厚みが増す。
-
プロットポイント=ストーリーを展開し、新たな方向へと向けるきっかけとなる事件やエピソード。(大きな事件でもかんたんな会話でもOK)
あらゆる状況を説明した後に出てくるプロットポイント1は、物語の本当の始まりにあたる。 - ミッドポイント=大きな転換点
- ピンチ=文字通りピンチ。物理的・精神的なピンチを描く。
書く手順は以下の通り。
- 書きたいテーマやシーンをカードに短く書き出す。
- エンディングシーン・オープニングシーン・プロットポイント1・プロットポイント2を洗い出す。
- 4つの障害リスト(精神的・物理的)を作る。
- あらすじを4枚分書く。
- 1で書いたエンディング・オープニング・プロットポイント1・プロットポイント2を、それぞれ.0.5枚分書く。
- 大きな転換点であるミッドポイントを構成の真ん中に作る。
- 障害を2幕の中に入れて、緩急がつくように構成する。
- 4-1以外の部分を、1章から順に要約を書いて、4枚にする。
- あらすじをもとに、台本を書く。
- 物語の中で生じた課題が、すべて解決されているか確認する。
- 2~3回、台本を推敲する。
4-b「ミッドポイントの作成」と4-c「障害の作成」は、5「台本を書く」中で決めても良いとのこと。
基本的にシド・フィールドの脚本術では、書き進めるうちにどんどん変わってOK。
「書きたいと思っていたテーマが書けているかどうか」を重視します。
また「当初書きたかったテーマ」は、台本完成までの指標にもなるので、執筆中にいろいろ書きたくなってブレないためにも、きっちり決めておく必要があります。
なにより、7「推敲」でのシーンの追加や変更が前提なので、まずは書き上げることが大事。
書き方は柔軟に、構成はパラダイムの配分を守って作ると良いのではないでしょうか。
台本基本テンプレートの解説
はい、それではみなさんお待ちかねの台本作成です!
今回は横書きの台本基本テンプレートを用意いたしました。簡素すぎてびっくりしますね。
[ダウンロードはこちら(Microsoft Word 形式)]
ちなみに、演劇やドラマ、アニメ、ニュースの台本は縦書きですが、バラエティやワイドショー、CMは横書きが主流。
縦書きのメリットは、そもそも国語の教科書が縦書きで、長文の特に物語を読むときに違和感がありません。
また、日本語のアクセントが頭高尾低であることが多く、縦書きを読む際の目線の動きがそれとマッチしていて、アナウンサーや俳優などアクセントの正しさを求められる人にとって読みやすいという理由があるようです。
参考:東海テレビ「空言舌語『百九十一、横書き原稿』(2010年)」
ただ、縦書きだと、1ページ内の文字数が限られてしまうこと&現代人はスマホやPCで横書きに読み慣れているという理由から、2018年現在では映像ジャンルによっては横書きが多いそうです。
書き手としても、WordやGoogleドキュメント、スマホアプリなどで作成することを考えれば、やはり横書きが便利ですね。
縦書きが欲しい方は、基本テンプレートのいいとこどりをして、うまくアレンジしてください。
ちなみにこれは基本フォーマットなので、TC・音声・映像の欄にわかれています。
必要なら、照明などを追加してアレンジしてください。
動画作りを前提としていますが、舞台演劇の台本作りにも応用できますよ。
「ちょっと待って、TCってなんなの?」
はい、大丈夫です。解説していきますので、こちらをご覧ください。
TC(タイム・コード)
映像の中における時間経過を表します。2分40秒の場合、「2’40″」と書き入れます。(ちなみに「時間」は「3゜」と書きます。「3゜24’50”25f」みたいな書き方)
ナレーションなどをあとから吹き込む場合は、自分でナレーション原稿を読んで時間を測り、おおよその時間を入れておくと他のスタッフに伝えやすいです。
音声
出演者のセリフや、BGM(音楽)、SE(効果音)などをどのように入れるか、書いていきます。
一旦書き出しておけば、音声素材の準備もスムーズにできますよね。MCや出演者のセリフや、ナレーションで読み上げるテキストもここに書き入れます。もちろん別にしてもOK。
映像
どのような場面で撮影した映像を使うのか、書き込んでいきます。
まだ撮影していないもの等はメモ程度に「どんな映像が必要か」を書いておくと後で役に立ちます。
途中で割り込む映像や、静止画像、映像にのせる文字(テロップ)なども書き入れていきましょう。
よく聞くけど「テロップ」って?デザインからフォント、ツール、コツまで一挙ご紹介
台本の書き方と仕上げ
-
フレームで作った構成内容を、話し言葉にする
パラグラフ・ライティングや三幕構成のフレームワークで構成が決まったら、内容を話し言葉にしましょう。
だいたい「400字詰め原稿用紙1枚=1分」なので、文字カウントを使うと、後で大きな変更がなくて済みますよ。 -
音読して時間を計る
できた原稿を音読して、タイムを計ってみましょう。
これは時間を明確にするだけでなく、誤字や読みにくい箇所を発見するのにも役立ちます。 -
セリフをカット&追加して長さを調整する
音読後に発見したうまく規定時間に収まらない箇所を調整します。
過不足については、セリフやシーンを加減することで補うと良いでしょう。 -
決定稿を台本に反映させる
決定した内容を台本に書き入れて反映させましょう。
出演者が台本を見られない(暗記しなくてはいけない)状況の場合は、カンペにしておくといざというときに役立ちます。 -
全体の尺を決める
何分の動画を作成するか決めます。
紹介してきたパラグラフ・ライティングや三幕構成で話を組み立てる場合、全体を1:2:1に分けるとバランスよく仕上がります。
最初にもお話しましたが、必ず念頭にいれておきたいのが、完成した台本で各スタッフが間違いなく役割を果たせるかということ。
一緒に映像を制作する人たちがわかりにくくないかどうかが、台本作成の上で最も重要です。
台本は、共同作業する上での作品の設計図、ですからね。
まとめ
おもしろい台本をスムーズに書くには、まず、序破急の構成を使って、しっかりした構成を作ること。
次に、台本にするときは、テンプレートを使って時間配分しながら、決定稿を完成させてください。
長くなってしまいましたが、台本や脚本を制作する上で、必ず知っておいた方が良い知識です。
最初の内は慣れないかもしれませんが、ぜひ良い台本を作ってくださいね!応援しています!