誰でもかんたん!動画作りの基本テクニック

basic techniques to making the movies for EVERYBODY

動画作成の基本(2) 撮影しよう!

動画作成の基本(2) 撮影しよう!

はじめに

企画・台本が決まったら、いよいよ撮影です。

さて、このページをご覧のあなたは、動画の撮影は得意ですか?

「スマホでたまに動画を撮るくらい」

「専門用語でまくしたてられたら理解不能」

という感じでしょうか。

せっかくなので、今回は動画専用機の「ビデオカメラ」を使ってみましょう!

ビデオカメラを使ったことが無い方も、難しく考える必要はありません。
基本的な撮影の仕方は、スマホと同じです。

電源入れたら録画ボタンを押して、被写体にレンズを向ければ撮影スタート。
かんたんですね。

「でもでも、どんなビデオカメラを用意すればいいの?」
「機材ってたくさん必要なものなの?」
「動画を撮るときのコツとかポイントって?」
と思うかもしれませんね。

大丈夫です!
あなたのやる気を削がないように、できるだけハードルを下げて、精神的・金銭的ストレスがなく始められるようにお話していきますね。

準備するのはビデオカメラだけ

絶対必要な機材はビデオカメラ

世の中にビデオカメラはたくさんありますが、初心者の方なら、高価なプロ用ビデオカメラは必要ありません!

家庭用ビデオカメラからはじめてみましょう。

ちなみに、家庭用は民生用、アマチュア用、一般用、パパママ用など色々な呼び方がありますが、この記事では家庭用で統一します。

プロ用ビデオカメラと家庭用ビデオカメラのちがい

ここであなたは疑問に思うのではないでしょうか?
「プロ用と家庭用っていったいどうちがうの?」と。

家庭用とプロ用のビデオカメラは大きさがこんなにちがいますね

家庭用ビデオカメラ プロ用ビデオカメラ
価格 安い(3~10万円くらい) 高い(20~40万くらい)
サイズ 小さい 大きい
重さ 軽い 重い
記録 メモリー内蔵なら本体記録できる 別売りの記録メディアが必要
画質 キレイ 超キレイ
 操作 操作がオートで簡単
マニュアル操作は不向き
マニュアル操作が充実
細かいところまで変更できる
 ズーム 大抵の場合、20倍くらいズームできる 12~15倍が標準

実は…現在の家庭用カメラとプロ用ビデオカメラに、画質の差はそんなにありません。
どちらも「キレイ」ですが、プロ用ビデオカメラは「ハイパーウルトラスーパー超キレイ」くらいの認識で大丈夫です。

昔は、家庭用ビデオカメラとプロ用ビデオカメラでは、画質に雲泥の差がありました。
しかし、10年前ごろから家庭用も性能がかなりレベルアップしたため、誤解を恐れずに言えば、画質面での差はほとんどありません。

もちろん、「価格の差」は「性能の差」ですから、単純な画質以外にも違いはたくさんあります。
ただ、家庭用ビデオカメラは、コンパクトでどこにでも設置できるメリットがあるため、最近は様々なテレビ番組でも使われています。
たとえば、家庭用ビデオカメラの画質が劣っていた時代は、TV番組で家庭用ビデオカメラで撮影したシーンを使った場合、わざわざ「家庭用ビデオカメラで撮影しています」とテロップ表示していましたが、今はそんなテロップ見かけることなんて無いですよね。

つまり、それほど家庭用ビデオカメラで撮影されたシーンは、私達が普段なにげなく見ている番組でごく自然に使われているのです。

お好みでビデオカメラ用三脚とマイクも、撮影には最低限ビデオカメラがあればOKです。

ただ、あると格段に便利な「三脚」と「マイク」について、少しお話しますね。

三脚

動画用三脚は一石五鳥くらいの優れもの!

三脚は、写真を撮るときにも使われますし、なじみがありますよね。
カメラの位置を固定して、定点で撮影するときに使われます。
ビデオカメラ用三脚も、同じようにカメラの位置を固定するときに使われます。

三脚のメリットはたくさんあります。

たとえば……

  • じっと動かずにその場で撮影できる
  • ズームしても手振れしない
  • 腕が疲れない
  • 自撮りができる
  • ハンドル操作による首振りでなめらかなカメラワークができる

……自分でも驚きですが、改めて考えてみると結構ありますね。
特に、ハンドル操作による首振りは、写真用三脚にはない機能です。

コンパクトで10,000円を切るものもありますので、「手振れのないちゃんとした撮影がしたい!」と考えているなら、ぜひ試してみてください。

マイク

人の声やその場所の音を記録するためには、当然マイクが欠かせません。

専用マイクを使うと初心者クオリティを脱却できるかも

よくテレビでは、物干し竿っぽい棒の先にふさふさの毛皮がついたものを持った人が「音声さん」と呼ばれていますよね。
この音声さんが持っているのがまさに「マイク」なわけですが、形状はさまざまです。

棒の先にふさふさのウインドジャマー(風よけ)をつけた「ガンマイク」、出演者の胸元につける「ピンマイク」、カラオケで同じみ「ハンドマイク」、ラジオで使われる(表と裏の音両方を拾う)「リボンマイク」、漫才するときに真ん中に立てられている「ラージダイアフラムマイク」など。

これらの専用マイクがあると、特定の方向や人物の声や音を拾ったり、遠くの音を拾ったりできますよ!
一般の人が撮影した動画で「素人っぽさ」を指摘されやすいのは、「音質」だと言われることも。

ただ、たいていの家庭用ビデオカメラには、マイクが内蔵されていますので、別途用意しなくても音は録れます。

マイクのことはまた別の機会に詳しくお話しするとして、まずは内蔵マイクではじめてみて、こだわりを感じるようになったら、専用マイクを入手するのがいいと思いますよ。

今回の動画では家庭用ビデオカメラのみ用意します。

ということで、必要な機材として、ビデオカメラと三脚、マイクについてお話してきました。

ちなみに、今回のテスト動画「ねこ動画」では、カメラのみ用意。
三脚は使わず、マイクは内蔵マイクを使うことにしました。

みなさんも「被写体をどういうふうに映像に収めたいか」を考えて、必要機材を揃えてみてくださいね!

機材を持って、ロケに出発!

ということでお待ちかね、いよいよ撮影です!

そうそう、映像業界では、特に屋外で撮影することを「ロケ」といいます。よくTV番組でも耳にしますよね。
「ロケ」はロケーション(場所)の略。

普通に「屋外撮影」といってもいいのですが、「ロケ」って言ったほうがテンションが上がりませんか?
もちろん、その日の昼に食べる弁当は「ロケ弁」です!
スタミナつけて、いいもの撮りましょう!

準備したものを確認!スタンバイOK?

準備したもの

さて、ここまでに準備したものは、次のとおりです。

  • 台本ぽいメモ
  • マイク内蔵(もしくは搭載)ビデオカメラ
  • 出演者(今回はねこ)

これだけあれば、とりあえず撮影はできます。

でも!
ここからが市販のテキストには書いていない重要なポイントです。

有意義な撮影にするために!出演者ファースト

有意義な 撮影にするためには、出演者のモチベーションを高めることがとっても大事!
そう、出演者に気持ちよく撮影に臨んでもらえるように工夫しないといけませんね。

カメラを回したら自然な表情を一瞬で作ってくれるプロの俳優さん・女優さんなら心配ありませんが、一般の方や動物は緊張しがち。
いろいろな表情を引き出すためには、たくさんの道具が必要です。

自分の好きなものを被写体にするなら、ここは被写体の「普段」をよく知るアナタの腕の見せ所。
オリジナルのアイディアで、必要な道具を考えてみましょう。

たとえば、今回のねこの場合は、こんなアイテムを用意します。

  • 光るねこじゃらし
  • 音のなるねこじゃらし
  • ちゃおちゅーる
  • おみず

被写体が人なら、出演者の好きなお菓子や飲み物を用意するだけでなく、「楽しい話題」でも被写体をリラックスさせられますよね。

細やかにもてなしてもらうと、人はサービス精神を見せるものです。
撮影前にはぜひ「出演者ファースト」を考えて、出演者に喜んでもらえるものを用意してみてくださいね!

カメラを設定していざ撮影!基本の3つのポイント

撮影。
かっこよく「シューティング」ということもありますが、ゲームのジャンルみたいなので個人的には苦手です。
(余談ですが「ねこをシューティング」って誤解招きそうですよね…)

緊張しなくても大丈夫です。
スマホと同じで、ビデオカメラ本体の電源を入れたら、録画ボタンを押して、被写体にレンズを向ければ撮影スタート。

ただ、そうはいっても撮影モードが気になるかもしれませんね。
明るさやピントなど、ビデオカメラにもそれらを合わせるためにたくさんのモードがあります。

「ボタンいっぱいあるし、どうしたら……orz」
なんて、あわてる必要はありません。
難しい&面倒な設定はひとまず置いといて、オートで録っちゃいましょう。

マニュアル設定は、コンピューター制御されたオート撮影で経験を積んで、物足りなさを感じたら調べる……というので十分だと思います。
撮影のプロだって最初はそこからスタートしています。

まずはひとつ撮り終えることが大切。オート設定で気楽に臨みましょう。

撮り始めと撮り終わりの2秒は静止しよう

撮影時のポイントです。
「撮り始めと撮り終わりは少し静止」!

なぜか?
録画の最初と終わりは、録画ボタンを押すため、必ず手ブレが生じてしまいます。

ブレた映像は使いたくないので、動画の始めと終わりは、撮影後の編集で削除することになります。
編集は撮影した動画を切り貼りや順番を入れ替えなどをして、よりよく見せることです。

なので、必ず動画のアタマとオワリが少しだけなくなることを考えて、2秒ほどの間を持ってから、カメラや出演者を動かしてくださいね。

撮影の角度・位置や被写体が変わるときはスイッチをON/OFFしよう

スマホでムービーを撮るときは、録画ボタンを押したままで長い時間を撮影すると思います。

ビデオカメラで映像作品を作る場合は、こまめに録画ボタンをON/OFFしましょう。

一度に長い尺を撮影してしまうと、現場で撮れた映像を確認するとき、いちいち全部見なくてはいけなくなるので、非効率的で面倒です。
編集のときにもいちいち全部の尺を見なくてはいけませんね。
なので、スムーズに撮影・編集を進めるために、こまめに録画ボタンをON/OFFしましょう。

スイッチ切替えのタイミングは、撮影の角度・位置や被写体が変わるとき。
熟練したカメラマンの方なら、被写体の動きになめらかについていけるんでしょうね……

面倒がらずに「撮影→確認→撮り直し→確認」という流れを実践しておけば、最終的に作品全体を効率的に仕上げられますよ。

「場所の全景(ワイド)」と「被写体のロングショット」は必ず撮影しておこう

撮影のときには、必ず「場所全体」と「被写体全体」を撮影しておきましょう。
全景の画を「ワイド」と言います。
これは「編集しよう編」で詳しくお話しますが、時間や場所などの状況やその状況と被写体の関係を、ひと目で伝える効果があるからです。

ワイドの画があるととてもわかりやすいですね!

刑事ドラマでは、警視庁を遠くや真下から撮った画から始まります。
真っ赤な夕日があれば「夕方の警視庁」だとわかりますし、青空に日差しがあれば「昼の警視庁」だとわかりますよね。

被写体の全体(ロングショット)も同じで、「誰が話のメインか」が瞬時にわかります。
たとえば、主人公ともうひとりが歩いている姿が画面内に収まっていれば、「このふたりがこの場面でのメインなんだな」と自然にわかりますね。

このように場所と被写体のロングショットがあると、視聴者が状況を一瞬で理解してくれるようになります。
なので、必ず「場所の全景」と「被写体のロングショット」を撮影しておいてくださいね。

台本をもとに「想定カット」をいろんな角度・距離から撮影しよう

3つのポイントはOKでしょうか?
ここから先は、作成した台本をもとに想定したカットを撮っていきます。

今回この記事で撮影するねこ動画の「想定カット」は、

  • 「ゴハンを食べているカット」
  • 「上目づかいのカット」
  • 「メロメロになる鳴き声」
  • 「ねこと私の2ショット」

でした。

とにかくこまめに撮影した動画を確認しながら、「想定カット」を撮り続けます。

プロは、「この場面はこの角度とこの距離で撮る」という台本から作った「絵コンテ」どおりに進めますが、はじめての動画づくりでは難しいかもしれません。
だって被写体が一番素敵に見える角度や距離って、撮りまくらないとわかりませんもんね。

ある程度想定しておければいいですが、出演者さんの機嫌をとりながら、できるだけいろんな角度や距離から「想定カット」を撮りましょう。

まとめ

はじめてのロケはいかがでしたか?楽しかったですか?納得いくまで撮れましたか?
次はいよいよ仕上げの作業、編集!気合入れていきましょう〜!

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